「現象」の「象」は「ぞう」にはあらずして「現像」の「ぞう」に近き「形(かたち)」の意味なり
いつよりか裏庭に虫ら鳴き交はし涼風とともに「もう秋ですよ」
主幹深く傷つけられし金木犀じわりじわりと死にゆくあはれ
ふる里の家には甥が一人住みいつしか荒れて雑草繁茂す
日没後幾分過ぎし西方の山脈をシルエットに茜色残る
蝉絶えし朝の散策たかだかとこほろぎ鳴けり常のくさむらに
今朝にして気付くは迂闊遠近のクマゼミの声いつしか絶えぬ
全世界に普及のインターネットはまたアウターネットでもあると思へり
日本など大雨に悩むに雨降らず困る国あり 水は有限
裏の木にニイニイゼミ来て鳴き始め餌あさり騒ぐ雀らに和す