裏庭にてチチチと吾を呼ぶ雀子ら口笛にて応へ遊ぶもたのし
「學ぶ鳥」が「鷽(うそ)」とはいかに言葉には紛らはしきものあるものなれど
行きゆきて宇宙の果(はて)へとなほ行きて至りしは自(し)が背中なりけり
ある時は般若心経となへつつその上(かみ)の人の苦行を想ふ
秒、分、時、日も月も年もなく‘時’はただなめらかに坦々と過ぎゆくのみなり
習ひとして日々行へる事々に大義なくてこそ続けゐるなり
音曲が脳随の襞(ひだ)を震るはせて思考停止に追ひ込む しばし
宇宙的寂しさなどと言ふなかれ木星やけに輝く宵に
「斬る」は「kill」(キル)なり偶然の音(おん)の一致のおそろしくもある
「空(くう)」といひ「無」ともいへるが‘真空’は宇宙の全てを生みしエネルギー