2003年2月8日 / 最終更新日時 : 2022年2月6日 gotohman 生活詠 今日の六首 朝- 「前車なる後部ガラスにあざやかな虹立ち冬の日にひそむ春」 夜- 「雪がはや春雨となる今宵にて窓の油膜に灯が虹を成す」 「マリア様処女にて受胎の伝説はクローン技術の先駈けならむ」 「雨の粉闇に霧なし暗黒の宇宙にとよみ […]
2003年2月6日 / 最終更新日時 : 2022年2月5日 gotohman 短歌 今日の5首 道の端の小さな沼地に翼ゆらし休む青鷺つとこなた見る 昨夜よりやや太りたる弓の月中天にありて星寄せつけず」 『短歌とは何ぞや』と問ふその声は真摯に心を詠みきたる女(ひと) 解釈を容(い)れざる歌あり語に拠りて幾多の解釈強ふ […]
2003年2月5日 / 最終更新日時 : 2022年2月5日 gotohman 生活詠 今日の五首 正面に見えし三日月いつしかも右に移りて靄に裹(つつ)まる 海底も山もあるのに空間に人住まんとて犠牲相次ぐ 人間の叡智も犠牲を強(し)ふることスペースシャトルの悲劇に知りぬ アメリカは富める国とぞ人言へど貧民窟の多きはいか […]
2003年2月4日 / 最終更新日時 : 2022年2月4日 gotohman 生活詠 今日の二首 忙中は時間の感覚うせるゆゑ因果律さへ危ふくなりぬ 忙中は人事のことも忘れはて能面よりもおだやかな貌(かほ)
2003年2月1日 / 最終更新日時 : 2022年2月1日 gotohman 生活詠 今日の三首 時くれば闇は襲ひぬ所詮わが憂鬱の瘤はわれのみのもの 今月ももう終わりだと月々に繰り返す弁は空気に似たる もう二月、信じられない感覚は心的バランスのほころびによる
2003年1月31日 / 最終更新日時 : 2022年1月31日 gotohman 生活詠 今日の四首 「積雪の棉の布団に突っ込むに前駆自動車空転するのみ」 「積もりたる新雪の肌しみじみと掌(て)に触れながら天与の温み」 「滂沱たる雪の乱れにまみれつつ宇宙の果に生(あ)るる星恋ふ」 「聖き雪降らす闇空透過する微光のありて街 […]
2003年1月29日 / 最終更新日時 : 2022年1月29日 gotohman 生活詠 今日の五首 (新仮名) 「風にのり細かい雪が降りしきるあとからあとから無蓋の天より」 (以下旧仮名) 「暗き闇あくまで深くその果より湧き止まぬ雪は天の泪か」 「積もる雪たちまち凍り舗道には見の限り車が連なり歩く」 「文明の先端なのに […]
2003年1月28日 / 最終更新日時 : 2022年1月28日 gotohman 生活詠 今日の三首 「携帯電話(けいたい)にデジカメ付いてデジカメに電話付かないアンフェアじゃないか」 「皮肉なり情報機器の発達が戦争さへもゲームと化すは」 「イラクのこと北朝鮮のことこき混ぜて世界政治のパレット模様」
2003年1月27日 / 最終更新日時 : 2022年1月27日 gotohman 生活詠 今日の二首 「PCの小箱につまる多機能のほんの一部でわが用は足る」 「PCは操作ミスには無力でも人生にないリセットボタン持つ」
2003年1月26日 / 最終更新日時 : 2022年1月26日 gotohman 生活詠 今日の6首 「喜べざるアウトソーシングの時代にて首切り容易な勤労者増ゆ」 「妻若く働くことを好めればPC仕事を見付けては為す」 「仕事なきはずの日本に増えてゆくブラジルからの労働人口」 「妻と来し隣の街のスーパー兼レストラン実はブラ […]