2003年7月11日 / 最終更新日時 : 2003年7月11日 gotohman 生活詠 今日の歌 「高速道くぐれば向かひに朧月 このまま月へ旅立たんかも」 「いささ酒に酩酊にある我なるや雨の奥処(おくど)に赤子泣く聞く」 「殺人の心理を今宵思ひゐてだうにも理解のゆかずめろめろ」 「竜巻に吸はれて雲の上にまで人を哀しみ […]
2003年7月9日 / 最終更新日時 : 2003年7月9日 gotohman 生活詠 今日の歌 「雲の間に逆巻く霧が闇となり光となりて山嶺おほふ」 「アルタイルつひにベガには逢はざるや天を塞げるガスと雨雲」 「自閉といふ医学用語と社会語の混同ありて君を悩ます」
2003年7月7日 / 最終更新日時 : 2003年7月7日 gotohman 生活詠 今日の歌 「七夕とふ語に籠めらるる子らの夢くさぐさにして大人の打算」 「しとどに降る雨の粒粒見ゆるまでわが心眼を研ぎ澄まさむとす」 「森の思想得て文明を批判せる宮沢賢治の童話を愛す」 「人間の智恵の累積たる文明 はや爛熟の気配あや […]
2003年7月6日 / 最終更新日時 : 2003年7月6日 gotohman 生活詠 今日の歌 「妻忙し<あじさい祭>のアジサイをプリントアウトし家中に飾る」 「アジサイの無数の華の中に置き確かに妻を撮りたれど どこ?」 「アガパンサス、紫陽花、百合などくさぐさの花を賞(め)でつつ頭脳冷えたり」
2003年7月2日 / 最終更新日時 : 2003年7月2日 gotohman 生活詠 今日の歌 「梅雨最中なれどブラインドの隙間よりアクアブルーの空がのぞくよ」 真向かひのビルに西日が当たる個所当たらぬ個所あるは何かに似てゐて」 (第一首で、「最中」は「もなか」。折から、今日は半夏生。)
2003年7月1日 / 最終更新日時 : 2003年7月1日 gotohman 生活詠 今日の歌 「ビル街こそ豪雨の底なるひとびとの竜宮城にてあらまほしけれ」 「地を割りて出で来んものの輝きと白雨となりてくだる天啓と」
2003年6月30日 / 最終更新日時 : 2003年6月30日 gotohman 生活詠 今日の歌 「6月ももうおしまいと溜息を衝くがとくだん焦燥はない」 「紫陽花があぢさゐ公園に蔓延し五十がほどの異種の華あふる」 「万を超すアジサイ一斉に花ひらき豪華絢爛に衰へむとす」 「くさぐさのアジサイの中に紅色の<アリラン>の名 […]
2003年6月26日 / 最終更新日時 : 2003年6月26日 gotohman 生活詠 今日の歌 「玄妙なる五体の妻かもその体調気温と湿度に鋭(と)く反応し」 「大分の山の景色がはぐくみし妻なれば身に山の精棲む」 「山々は雨靄にどっぷりと漬かりゐて湿潤の森は想ひ看るのみ」
2003年6月22日 / 最終更新日時 : 2003年6月22日 gotohman 生活詠 今日の歌 「家々のびっしり詰る街の朝も意外に多し鳴く鳥類ら」 「大玉の去年の華よ我が家では紫陽花今年は矮小化せり」 「君を詠まん昂(たかぶ)りの中テレビでは石油利権争奪戦の話」