2003年8月15日 / 最終更新日時 : 2003年8月15日 gotohman 生活詠 今日の2首 「人皆の固唾を呑みて聴き入りし玉音放送が出回る世なり」 (その録音がテレビやラジオのドラマでさかんに使われ、またCDにして売られるという。) 「鴨家族子鴨らにはかに成長し芥の池に鬼ごっこをす」
2003年8月14日 / 最終更新日時 : 2003年8月14日 gotohman 生活詠 昨日の2首 「近付ける火星かがやき満月に寄り添ひをらむ雲の向かふで」 「精霊を迎へ送らむ 地には地の天には天の摂理あるべく」
2003年8月12日 / 最終更新日時 : 2003年8月12日 gotohman 生活詠 今日の歌 「逃げ得ずして汗かき目覚めし現実も雲霞のごとく得体の知れぬ」 「ををををと満月厭(いと)ひて喚(おら)ぶなり身の内に棲む餓鬼畜生が」 「流れ雲十五夜の月を撫でてゐて地に臆病な犬吠えやまぬ」
2003年8月11日 / 最終更新日時 : 2003年8月11日 gotohman 生活詠 今日の3首 「風さほど吹かざりしかど構内は青葉の切れ端広く散らばる」 「増水し濁れる池に鴨家族水草の辺(へ)に寄り添ひて鳴く」 「嘆くとも見えて 満月おほふ雲裂けたる縁に光の滴」
2003年8月8日 / 最終更新日時 : 2003年8月8日 gotohman 生活詠 今日の歌 「街灯も届かぬ闇のくすのきの葉叢に盛んに油蝉鳴く」 「日を好む性(さが)なるはずを油蝉 闇の梢に鳴く狂気あり」 「蝉さへも闇に鳴く世の狂態はそっとしをかむ小市民われは」
2003年8月7日 / 最終更新日時 : 2003年8月7日 gotohman 生活詠 今日の歌 「市街地に自動車よどみ夏の空白鷺一羽日を浴びて翔ぶ」 「前をゆくバンの背中に飛行機がしばし映れる偶然も良し」 「感情のおだしかるとき頭(づ)の奥に惻々と響(な)る《小切子節》よ」
2003年8月6日 / 最終更新日時 : 2003年8月6日 gotohman 生活詠 今日の歌 「しゅわしゅわと蝉鳴く中を広島の原爆忌今日もしづかに暮れて」 「いつしかも外界は闇 炎昼の名残をとどめミンミン蝉鳴く」 「生きてゐる限り世の中激動す無常といふさへなまぬるきほど」
2003年8月4日 / 最終更新日時 : 2003年8月4日 gotohman 生活詠 今日の歌 「唐突に襲ひし暑さに戸惑へる妻なり蝉は喜び鳴けど」 「名古屋-岐阜の蒸し暑さには辟易と大分生まれの妻はぐったり」 「仰ぐ間に育ちゆくなる積乱雲 木曾山脈より中天に及ぶ」 「田をおほふ稲の青葉が回生の烈日吸ひてぐんぐんと伸 […]
2003年8月2日 / 最終更新日時 : 2003年8月2日 gotohman 生活詠 今日の歌 「渡りゆく長良川上花火乱舞 西に三日月しんと鎮まる」 これは実景をそのまま詠んだ歌です。だから「渡りゆく」も事実そのままで、細工なしですよ。花火が打ちあがるのは東の方で、西にたまたま三日月。三日月だったからよかったわけで […]
2003年8月1日 / 最終更新日時 : 2003年8月1日 gotohman 生活詠 今日の歌 「自家製のヨーグルトなりと朝食に添へて出す妻 ありがたきかな」 「この宇宙は百三十余億歳とたわいなき事も言ふなり人とふものは」