2009年8月2日 / 最終更新日時 : 2022年6月30日 gotohman 生活詠 ピンクの時計草H21-08-02 物陰に時計草ひそと咲く色はまれなるピンク 時刻を飾る 桔梗花冴えし紫ならべたり白きも二、三ありてさやけし 年収が30万円未満なる貧者が世界で40億人 アメリカでは1パーセントの人たちが富の2割を抱え込むとぞ 駅の窓あかあ […]
2009年7月28日 / 最終更新日時 : 2022年4月5日 gotohman 生活詠 慣れとは 慣れなるや新聞に見る自殺者の記事は小さく数はふえゆく さう言へばイラク、アフガンの死者の記事いつしか小さく小さく成り果つ <慣れ>は人の生きゆくための智恵なれど時には怖ろし罪ともなりて
2009年7月25日 / 最終更新日時 : 2022年4月5日 gotohman 生活詠 七夕祭り 湧き出でて群集は七夕垂(たなばたしで)さやぐアーケード街を埋め尽くすなり 集ひきて七夕祭の人波を縫ひて浴衣の少女らおよぐ ミス七夕、ミス織物ら六人を囲みアマチュア写真家ら夢中
2009年7月22日 / 最終更新日時 : 2022年4月5日 gotohman 短歌 短歌はいかに 音楽は時間的芸術と言ふけれどクラシックなどは常在不滅 絵画など空間的な芸術は時間を排除す 短歌はいかに 種(しゅ)の進化の終点が人より猿なりせば地球は平和としばしば思ふ 種(しゅ)の分化は突然変異に依るなれば<進化論>よ […]
2009年7月19日 / 最終更新日時 : 2022年4月11日 gotohman 生活詠 今日の歌 H21 -07-09 飾られゆく七夕垂(たなばたしで)が風受けてざわめきたてり 祭近付く 資本主義にも欠陥ありて金融が生産活動の上に君臨す <自由競争社会>とふ麗句が極端な貧富への不満を封殺してをり
2009年7月12日 / 最終更新日時 : 2022年4月11日 gotohman 生活詠 命の歌H21-07-12 日曜の公園に来てうれしくも子供らの声きんきんひびく 公園に幼をあやす母たちの影多くして空気かがやく すれ違ふ若きをみなのマタニティ膨らむを見てうれし頼もし さう言へばこのごろ妊婦のヌード写真はやると聞きぬ それもまたよし […]
2009年7月8日 / 最終更新日時 : 2022年4月11日 gotohman 生活詠 今日の歌H21-09-08 ラサにつづきウルムチにあがる阿鼻叫喚 富と<自由>に突き動かされ 生まるるも死するもひとり。民族もはた宗教もむなしきものを 白百合の塀より覗き匂ひ立つネットの佳人の住むと思へり
2009年7月7日 / 最終更新日時 : 2022年4月11日 gotohman 生活詠 21-07-07の二首 気がつけば髪長く伸びもたいなく思へばこのまま放置と決めこむ 幼年にて死ぬ子と白寿の現役医師 寿命の個人差はかくも冷酷