2006年7月27日 / 最終更新日時 : 2022年3月31日 gotohman 生活詠 2006年7月27日 市をあげて七夕祭に沸き立てり警察官のみ顰め面にて 街中が七夕祭に興ずるに学習塾は生徒らを縛す
2006年7月23日 / 最終更新日時 : 2022年3月31日 gotohman 生活詠 2006年7月23日 降れ降れと雨を恨める声の満つ日本列島水浸しにて 雨漬けの夜の神社に響けるは笙に篳篥 習うてをるか 自ら(みづから)と自ら(おのづから)とが同じ文字 自分と自然は一体の謂(いひ)か
2006年7月14日 / 最終更新日時 : 2022年3月31日 gotohman 生活詠 2006年7月14日 梅雨未だ明くるともなし川の辺(へ)に河鹿呼び合ふ声の元気さ 飼ひ猫か野良かは知らず眼光のみ民家の間(あひ)の闇にうごめく
2006年7月9日 / 最終更新日時 : 2022年3月31日 gotohman 生活詠 2006年7月9日 わが街はかっては繊維王国なりき・・・ 凋落の繊維の街を褒むるなど虚しきことをわれのみは為(す)な にょきにょきとマンション建つに景観などと虚しきことをわれは言ふまじ – – –  […]
2006年7月7日 / 最終更新日時 : 2022年3月31日 gotohman 生活詠 2006年7月7日 蛍火を見ずなりて久し水の辺(へ)にたたずめば杳(くら)き幻影のみ飛び ここ二日探し物して見付からず奥へ奥へと過去に分け入る 探し物しつつあれこれ出る過去の粘(ねば)き残滓に心囚はる
2006年6月18日 / 最終更新日時 : 2022年3月19日 gotohman 生活詠 2006年6月18日 久々に名古屋駅前を散策し日本は女性が元気を実感す 胸揺らし颯爽と夏の女人らは未来に微塵の不安を持たず 駅前にいつしか竣りし超高層ビルの先端に夏雲まつはる たけのこの伸ぶる速さに勝るなり駅前に次々超高層ビル聳(た)つ &# […]
2006年6月6日 / 最終更新日時 : 2022年3月19日 gotohman 生活詠 2006年6月6日 街灯に投影さるる自(し)が影の歩むがほどに闇に溶けゆく 生きて在ることを虚しと思ふほどの贅沢に慣れ今日も暮らしつ