2007年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年4月21日 gotohman 生活詠 2007年8月5日〜7日 核兵器廃絶、また朝青龍のこと 核兵器廃絶は理想論などと言ひ物知り顔する輩の迷妄 お気に入りの国なら核保有を支援する超大国の存在が癌 -------------- 街なかの舗道の端にゆらり立ち向日葵は夜も日を掲げをる -- […]
2007年8月5日 / 最終更新日時 : 2022年4月21日 gotohman 生活詠 2007年8月5日 生き急ぐもののあはれさ潰されて道に平らな蝉の屍(しかばね) --------—– シミュレーション映像なれど大都への核攻撃の威力まざまざ 全体的破滅の回避法はただ一つ核兵器廃絶と結論す 同感 ブッ […]
2007年7月30日 / 最終更新日時 : 2022年3月31日 gotohman 生活詠 2007年7月30日 最近の九首 情動は悟性に先行し判断を支配すと既に古人は言ひき 行動は動物能にて知性より遙かに速く反応するもの ————– うん十歳(うんじふ)に近付く妻が浴衣着 […]
2007年7月16日 / 最終更新日時 : 2022年3月31日 gotohman 生活詠 2007年7月16日 大型の台風去りて追ふやうにM7弱の地震(なゐ)襲ひけり 死者も出て地球のくさめの恐ろしも火事起こらざりしを幸ひとして 思考するは言語によると言ふあれど聾唖の人らはいかになすとや
2007年7月15日 / 最終更新日時 : 2022年3月31日 gotohman 生活詠 2007年7月15日 高架裏のわづかな隙間に巣を作り懸命に子育てする鳩たちよ 高架裏に張らるる網の向かふよりぴよぴよぴよと鳩の雛の声 殖え過ぎだ、糞害だなどと疎まるる<平和の使者>の美名の裏で ——— […]
2007年7月13日 / 最終更新日時 : 2022年3月31日 gotohman 生活詠 2007年7月13日 文系と理系のはざまに横たはる千尋の溝を埋めむ試み 意識などをクオリアと呼び科学研究の対象になす時代となりぬ 意識など主観を科学で解くなどは客観視なればまさしく矛盾
2007年7月9日 / 最終更新日時 : 2022年3月31日 gotohman 生活詠 2007年7月9日 天気図に見れば確かに在るやうで曖昧模糊たる梅雨前線 塀の上に子雀をりて近付けば震へ鳴くなり われ善人ぞ 迂闊なり 巣立ち迫れる子雀に餌(ゑさ)運び来し親と目が合ふ 木陰より窺ひ見るに口移しに子に虫をやる親雀愛(は)し 身 […]
2007年6月27日 / 最終更新日時 : 2022年3月19日 gotohman 生活詠 2007年6月27日 四十年この街に住み未だ知らぬ事の多さよたとへば島畑(しまはた) 広がれる水張田(みはりだ)の処々に畑ありて葱茄子胡瓜など野菜を育つ 市の郊外水田地帯に点在する島畑は鎌倉時代よりとぞ 見晴るかす水田地帯に島畑のありて一つは […]
2007年6月24日 / 最終更新日時 : 2022年3月19日 gotohman 生活詠 2007年6月24日 群がれる鳩らで高架の裏側の賑やかにして雛育てゐん 高架裏に張らるる網に鳩たちの騒ぐ声たつ雛らも混じる 近付けばいよいよ騒ぐ親鳩ら集団飼育の現場なるべし 惹かれても鳩の世界は不可知なり暗き場所にて懸命に子育て 紅色の花溢れ […]