2013年3月20日 / 最終更新日時 : 2022年2月22日 gotohman 生活詠 風の又三郎 憂国の思ひ無駄などと言ふなかれ磨り硝子の隅が街灯に明る またしても<風の又三郎>級の突風が夜の街打ちつつ暴れゐるなり
2013年3月18日 / 最終更新日時 : 2022年2月22日 gotohman 生活詠 キム・ヨナ 矢のやうに速しと古来言ふなれど矢よりも速く新幹線走る 女子フィギュア・スケート美しキム・ヨナらしなやかに且つ巧みに舞ひて
2013年3月16日 / 最終更新日時 : 2022年2月22日 gotohman 生活詠 ウインド・サーフィン 春浅く風強くして木曽川にウインド・サーフィンら疾駆してをり 捲く風に帽子飛ばされ追ひ掛くる顔にばしばし砂塵が当たる ーーーーーーーーーー 誘はるるごと来し道に霊魂のいまだに彷徨ふ気配の消えず
2013年3月14日 / 最終更新日時 : 2022年2月22日 gotohman 生活詠 ルーツ めしめしと家きしみ窓もしなふほどに強風が荒れ真夜に眼の冴ゆ 祖父母の代までしか辿れぬご先祖さま このルーツ感は責めらるるべきや
2013年3月8日 / 最終更新日時 : 2022年2月22日 gotohman 生活詠 けもの けものらは過去や未来の認識なく今のみに生く ゆゑに悩まず 日本書紀: 150歳や背丈3mの天皇が出でくる古書を信じてよいのか
2013年3月6日 / 最終更新日時 : 2022年2月20日 gotohman 生活詠 <時>といふ魔 出でて見る東方の果のビルの上に朝日子昇りこなたを照らす 真冬日に赤々とビルを染めてゐし朝日は位置変へ今は黄に照る よく晴れし春の初旬の林には憂ひを蹴散らし野鳥ら飛び交ふ 餌漁るほか仕事なき動物ら結局食ふことが生(せい)の […]
2013年3月3日 / 最終更新日時 : 2022年2月20日 gotohman 生活詠 憂愁 エネルギー不安を憂へて燃えたぎる地球の芯部を掴み出す夢 乱に向かふ政治の動きの哀しさに雀ら寄り来てチチと鳴くなり ただ一つの単細胞の生(あ)れしより三十八億年後人類栄ゆ 不二(ふじ)とふは富士山ならで物事(ものごと)の二 […]
2013年3月2日 / 最終更新日時 : 2022年2月20日 gotohman 生活詠 春の風 三月に入りてめつきり春となり干し物なびかせ強風つづく 飛来する微粒子および放射性元素ら巻き込み春の風吹く 苛立てどシステム不調を脱し得ず こんな時には早く寝るべし
2013年2月28日 / 最終更新日時 : 2022年2月16日 gotohman 生活詠 山茶花 世を圧する染井吉野は交配種ですべてクローンゆゑ単寿命とぞ 本来の実生の桜の寿命とは千年を超ゆる 自然の力で 曇天や雨天に気分の重きこと気象病にて自然の業(わざ)なり 裏の戸を開くれば目に入るあざやかな赤の山茶花なほ盛んな […]