おびただしき数のカラスが夕空に渦巻き乱舞す絶叫しながら
朝夕にビル屋上の縁(へり)にカラスら身を接しつつびつしり並ぶ
あるときは夜空をながむ全天の星いつせいに流るるを待ち
建設音うれしかるべし吾が聴けるクラシック・ピアノの美音は嘆けど
しづしづと雲流れゆくさまざまな形へ崩れつつ空に溶けゆく
酩酊の浅ければなほ去来するさまざまな思念の交錯の影
高齢化がスピードアップって年取るのが速くなってるってことじゃないんだね
器機鳴らす音曲と外の工事音が重なり‘大寒’もおだやかならず
彼も君もあなたも僕もみんな生きている。同時人だ、ばんざい!
間違ひをし易き漢字に十干の「戊(つちのえ)」と十二支の「戌(いぬ)」があるなり