安楽死またオイタナジーまたユータナジーまたユーサネイジア　いずれも好かん

<われ思ふ>・・これも那由他（なゆた）の素粒子の集積なる身の量子効果なれ

幼きころ魚追ひし川に六十年振り来て見ればただの側溝ありけり

遠い記憶をたよりに母校の小学校さがして歩く　六十年振りだ

どうみても生命（いのち）育むは地球のみ。宇宙探検より地球大切に 地平より大きな雲が屹立す天を覆へば「大きい」とは言はず

牛・豚に旬の季はなく魚（さかな）にはありておもしろ日本人の舌

気付く間もなきほど速く伸び過ぎしアスパラガスを妻は諦む 春霞忘れたるごと澄みわたる空の蒼さと深さに怯ゆ

“无”といふは「“天”には何も無い」といふ古人感覚ゆゑの派生字か

さまざまな思念に膨らむ脳（なづき）かな 宇宙の彼方に星爆裂す

韓流のドラマは時代劇がよろしくて女優美し歴史も楽し 中国のドラマ <武則天> で唯一の女帝誕生の経緯を学ぶ