「思へらく万葉に詠む七夕の天の河いかに際(きは)やかなりしか」
「太らないよう食べ過ぎるなと。筋肉をつけるためにはしっかり食べよと」
「何事ぞ北海道の知人あて電話すれども通じず焦る」
「避けたきはネンネンコロリ、望むらくはピンピンコロリ否ピンシャンコロリと」
「宵闇の空深くして白雲のいと近く浮く 手に捕らへむか」
「人の世に悲哀のあまりに多ければ恨めど所詮は神の子 人は」
「昼夜通し同じリズムに鳴き続くる虫あり哀れ命果つるまで」
「箸使い米食い茶を飲み漢字書く仏教・墨絵などなどみんな中国より」
「この鳴き方毎秋聞くなと思ひつつ闇中の虫に耳をそばたつ」
「目を閉ぢて心澄ますに日常が遠退(とほぞ)きゆけり夏の疲れか」