『人はみな自分の辞書持ち生まれ来る』小耳に挟みしが妙に気になる
人間に魔性の宿ることあらば神性宿ることもあるべし
どうも」という言葉は万能 無意識に今日もどこでも「どうも」「どうも」と
昼と夜の気温差10度を超ゆる日は空の景色も人模様も不如意
在るべくもなき‘心’といふ形象を創りし人間の智慧を誇らむ
蒼穹の引っ掻き疵と見えたるは遠き空ゆくジェット機なりき
緑葉の影に己が影かさね行く人々にも絶望あるか
「開眼(かいがん)」と「開眼(かいげん)」の違ひを思ひをり3月に入り目覚めの時に
川沿ひに散策してゐて獺(かはうそ)に会ひしことあり獺祭魚(だっさいぎょ)は見ずに
身のまわりに多くの時計を置く生活 見るというより見られているも