この身なす微粒子群は共鳴す現世を占むる美音雑音に
日本など大雨に悩むに雨降らず困る国あり 水は有限
茫然としてゐる“時”は迅く逝き茫茫として空(くう)に融け込む
過去現在未来を「三世」と一言(ひとこと)に纏めて“時”が解った気になる
ただ一つの受精卵から五体と成る。当然すべての組織が関連し合うね
脳髄は‘われ’そのものなれど存在を知覚し得ざれば最高の神秘
とどろきて我が脳髄を駆け巡る思想あり冷静に走らしめつつ
つくづくと我ら時間に操らるそれは‘時’こそ神なればなり
いつ何処で何が起ころうと坦々と進みゆく‘時’こそ普遍の神なれ
‘善’も‘悪’も相対的ゆゑ‘悪’なくば‘善’もまたなし 苦き思ひに