2013年1月11日 / 最終更新日時 : 2022年2月15日 gotohman 生活詠 空間と時間 歩道行く人らに思ふつぎつぎと人型に空間を埋めつつ進むと これまでに無数の人が過ぎしこと空間に残る時間に沿ひて
2013年1月3日 / 最終更新日時 : 2022年2月15日 gotohman 生活詠 絶滅 年ごとに絶滅危惧種が増えてゆく人間とふ種(しゅ)は大丈夫だらうか 朝まだき路上に鴉らあふれゐて人界は黒に塗り潰さるる 冬薔薇の濃紫の挿花に露光り暗き仏間が底明かりする
2012年7月22日 / 最終更新日時 : 2022年4月12日 gotohman 生活詠 押し出されゆく 教へらるることなく人らは連綿と子をなし孫なし遺伝子つなぐ 知らぬ間に孫の増えきし不思議さと安堵のうちに押し出されゆく
2012年6月1日 / 最終更新日時 : 2022年3月29日 gotohman 生活詠 虚無感 あるかなき薄き雲透き半月のわが思惟のごとばうと浮かべる 高揚のあとに襲へる虚無感の夜々に深まるを厭へど如何せん
2012年3月16日 / 最終更新日時 : 2022年2月23日 gotohman 生活詠 神の罪? 遠見にてピンクを刷ける一画に近付けばうれし河津桜なり わが街の138タワーを見上げつつ東京スカイツリーの高さを量る かくほどに無数の悲劇を繰り返す生命(いのち)を造りし神の罪おもふ 一斉は一斎ならず斎場は斉場ならず 斉と […]