思へらく世界のめぼしき島などにはほぼ例外なく先住民ゐき
思へらく大宇宙に在りて人間の意志などとふものはあまりに小さし
酩酊の浅ければなほ去来するさまざまな思念の交錯の影
いかさまに地表の乱るるは常なるを‘時’の勤勉は止(とど)まることなし
“仏説摩訶般若波羅心経”をあますなく‘みそひともじ’にて刻みつけむか
いちにんの命救はむと懸命なる一方万超す命が易々と奪はる
地球割るる夢みて思へり人界のいがみ合ひあまりに些末ならずや
無から有、生(あ)れざると言へど青空に白雲泌み出(づ)るをいかに言ふべき
最高の奇跡は宇宙の創生にて生命(いのち)の生(あ)れしは些事に過ぎぬか
心奥に深き悲しみ秘め込めて神は‘生命’を創り賜ひしや