2004年4月17日 / 最終更新日時 : 2004年4月17日 gotohman 生活詠 今日の歌 「春陽のさ霧が宙に躍りゐて目眩むほどの至福感あり」 「春日浴び眠れるやうな感覚に原初生命の胚思ひゐき」 「燻ぶれる穹(そら)に枝々張る松が天を衝くがに群花を咲かす」 「妻と歩む道路に沿ひて花水木白とピンクの悲しみながす」 […]
2004年4月16日 / 最終更新日時 : 2004年4月16日 gotohman 生活詠 薄墨桜、イラク 岐阜・根尾村に薄墨桜と根尾断層をゆう子と共に観に行きました。 「千五百年薄墨桜は生き延び来て清き老醜を今に晒せり」 (沖縄・屋久島の縄文杉は樹齢7,000年を超えるとされますが、これは別格。杉はもともと長寿の樹木で、逆に […]
2004年4月9日 / 最終更新日時 : 2004年4月9日 gotohman 生活詠 今日の5首 「プランターに砂浴びをなす雀あり土なきゆゑのこのいぢらしさ」 「幾万の桜観けむやこの春は渺渺としてわれ日本人」 「ひた土に萼ごと落ちしさくら花とり来てグラスに浮かす妻愛(は)し」 「朝に観て昼に夜にも観し桜ゆゑに眩暈(め […]
2004年3月19日 / 最終更新日時 : 2004年3月19日 gotohman 生活詠 今日の歌 「テロの報聞くたび心の痛むなり汚泥のおほふ世界の平和」 「爆撃は最大のテロと誰か言ふわれもしか思ふ雛祭の日に」 「梅椿盛りなれども3月の地を伝ふ物の怪(け)の不穏あり」 (新仮名) 「暴力と汚辱はびこる地球から純な思想が […]
2004年1月5日 / 最終更新日時 : 2004年1月5日 gotohman 生活詠 今日の歌 「誠実も純粋も極めしもののごと飛行機雲が真っ直ぐに浮く」 「碧空を西から東へ真二つに切りて銀糸の雲がなほ伸ぶ」 「真青なる冬空を一本の飛行機雲たち斬れるまま横へ移動す」 「青深くこほれる空に一筋の白き雲あり なぜか泣きた […]
2003年12月28日 / 最終更新日時 : 2003年12月28日 gotohman 生活詠 今日の五首 「前を鎖(さ)す自動扉の開(あ)かざるはビルに拒絶の意思あるごとし」 「湯浴みしてお茶煎れ呉るる何げなき所作にも妻のリズムあるなり」 「今年また非業に死にし人幾たり望まず生まれし人は幾たり」 「良識が束になりても裁き得ぬ […]
2003年12月23日 / 最終更新日時 : 2003年12月23日 gotohman 生活詠 今日の五首 (年賀用に) 「ひと一人一つの生を生きてきて明日の世界の危ふくとも穏し」 「峡谷の深きを流るる紺青の川に映れる天の水色」 「歳晩と年始を跨ぐ四次元の時空にゆがみ在りと思はず」 「餓えにけるアフリカの子の目に浮かぶ一滴の泪 […]
2003年12月17日 / 最終更新日時 : 2003年12月17日 gotohman 社会詠 つれづれに・・・ フセインをどう料理するかって?・・・ 「皮を剥ぎ肉殺ぎ骨をへし折りて肺腑裂くとも闇しか出まい」 ブッシュなら・・・? 「皮を剥ぎ肉殺ぎ骨をへし折りて肺腑を裂かば金(かね)がざくざく?」
2003年12月16日 / 最終更新日時 : 2003年12月16日 gotohman 生活詠 今日の歌 「飛水峡、奇岩居並ぶ双壁の割れ目に深き藍色の川」 「妻と来ぬ 小春日和の日曜日ほかに人なきこの飛水峡」 「日々しとど枯葉おとせるメタセコイア先端はなほ緑(あを)きがままに」 「傍行けば鴨らぐわぐわ叫びつつ足取りよたよた吾 […]