梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。

一つの点

涯しなき時空の中を一点の生物（いきもの）として今日もただよふ

な鳴きそ鳴きそ 2022.05.30

興に乗らば文法などは何のその「な鳴きそ鳴きそ」と白秋師詠まる（「春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕」白秋）[…]
月、木星、航跡雲 2017.06.07

梅雨間近のあかしに月が暈かむり近くに木星を従へて浮くふたすぢの航跡雲が月挟み光をうけて一部かがやく[…]
ガラスのコップ 2020.02.28

洗面台にガラスのコップを落としたり響きて跳ねて灯にきらめきぬ[…]