<後(のち)の十三夜>

<後(のち)の十三夜>

旧暦でたまに閏九月があり今夜はそれの十三夜なり

珍しき<後(のち)の十三夜>を撮らんとし空覆ふ雲を恨めしと見る

空覆ふ雲の一部の破れより須臾の間覗きぬ<後(のち)の十三夜>

ややありて雲が大きく割れたれば<後(のち)の十三夜>を存分に撮る