風鈴ほか

風鈴ほか

風鈴の鳴りやまざれば夜の風の時には憎し闇も荒れゐん

衰へゆく躑躅の紅色みおろせり立夏四日目真夏日となる

家中に満つるは百合の香りにて母の日のこと子らは忘れず