2007年5月14日
いつしらに鴨ら去りたる街川の隅の日向に亀ら寝そべる
魚住めぬ川と思ひしに藻を分けてうごめく影あり真鯉なるべし
後れ毛を立てて小鷺は川の面にみづからの影をしづかに映す
鷺は頸くねらせて吾を見詰めやをら飛び立ち川沿ひに去る
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改修も終はり流るる川の水いまは葉桜の緑に染まる
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梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
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