今日の5首 2004.07.19 生活詠 景色・風景 夕焼:- 日を裹む黒雲しづかに朱を帯び来てやがてあかあかと街おほひ燃ゆ (「裹む」は「つつむ」) ーーー 夕映に小鳥の群がちぢみてはふくらみにつつ森へ消えゆく ーーー 玄関を這ひつつかがやく毛虫あり汝(なれ)よいかなる蝶へ化身せむ ーーー 貧窮に喘ぎ身を売る瀬戸際に才華咲かせし樋口一葉 身を削り生きむと必死に文を書く一葉なりき齢二十四 共有:FacebookX 前の記事 今日の5首 2004.07.18 次の記事 今日の2首 2004.07.21