今日の歌

NO IMAGE

「暇ありて心ゆるびに妻と来し木曽川深く大きく豊か」

「寛やかにくだる大河が逆光にふくらむあたり大堰ゆがむ」

「正月の午後の日差は冷えまさり木曽の下流をさめざめと照らす」

「小刻みに立つ波の間に点々と幾許(ここだ)も鴨が日に遊びをり」

「遥かなる伊吹雪嶺舐めて来る風に走れりウィンドサーフィン」

「木曽川の淀みを間近に眺むれば紺と緑と黄に血が混じる」