北陸能登路ドライブ小旅行-5 2002.06.06 旅行(ドライブ)詠 東尋坊-1: 「遠きより既に見らるるおほぜいの観光客ら 東尋坊近し」 「悪僧の東尋坊が詐欺三昧つひに墜死の岸壁ぞこれ」 北陸能登路ドライブ小旅行3月 「あああれが東尋坊か気が逸り一目散に駆けて覗けり」 「雲張れる空をそがひに東尋坊海の底からどっとそそり聳(た)つ」 「東尋坊-柱状節理のにょきにょきと海より突っ立つ男と言はむ」 「千尋の奈落の底に渦巻ける潮撮らむと腕伸ばしけり」 「黒々と締まる岩肌ガンガンと靴にて叩くにびくともせざる」 「日本海波おだやかな春の日に波の造形-東尋坊に立つ」 「荒波が怒りていつしか造りけむその芸やよし東尋坊よ」 「岸壁の下方に降り立つわが妻を岩もろともにひたすら写す」 「突き立てる岩に這ひ上り東尋坊全景しかとこの眼におさむ」 「海上より東尋坊を見上ぐれば地獄の釜に入りし心地す」(梧桐) 共有:FacebookX 前の記事 ワールドカップ五首 2002.05.31 次の記事 今日の5首 2002.06.16