中途半端になる
「打ち寄する波のうねりに鴎二羽身を任せつつ光り輝く」(白嶺さん2002年10月11日)
結句の連用形止めのことですが、元歌のままでは余韻というより中途半端な感じがします。
「打ち寄する波のうねりに鴎二羽身を任せをり光り輝きて」
ならいいですね。つまり、途中で一旦閉じておくわけです。「輝き」で止めるなら、むしろ
「打ち寄する波のうねりに鴎二羽光り輝き身を任せをり」
あるいは、
「打ち寄する波のうねりに鴎二羽光り輝くその身任せて」
となるでしょう。
添削:
「鴎二羽打ち寄る波に身を任せ輝きながら共にうねりぬ」 (白嶺)