語順
「羊水に眠れるやうにヴェネツィアの埠頭のよひに波音を聴く」(むぎぶどう)
昨日の先生の推敲歌を素晴らしいと思いましたので、もう一首詠んでみました。
過去の体験をベースにしてはおりますが、想像をふくらませた部分もございます。日が暮れてしばらくの時間帯、
雄大でありながらも人を包み込むような運河のイメージを描きたいと思いました。これも詠もうとされていることは短歌によく合いますが、語る順序が逆のようです。「ヴェネツィアの埠頭のよひに波音を聴」いていると
「羊水に眠れるやう」だ、と詠まれた方が、訴える力が増すでしょう。ご自分で推敲してみて下さい。
「ヴェネツィアの埠頭のよひに波音を聴けり胎児の眠れるがごと」(むぎぶどう)
ご指導ありがとうございます。先生のご指摘をふまえて推敲してみました。
短歌と関係ありませんが、帰省した妻子の後を追って私も千葉に行ってまいりました。
家内の実家で鰹と蛸の刺身を食べ、ビールも飲ませていただきました。奥さんの実家で歓待を受けたのですね。
添削:
「暮れてゆくベニスの埠頭に波音を聴きをり胎児の眠れるごとく」
(むぎぶどう)