三十一文字一首で詠みきれない内容?
「いつまでも食卓にあるDMのように夫婦はそれぞれにいる」(優子)
ダイレクトメールやフリーペーパーをすぐに捨てればいいのに。ついついテーブルの片隅に置いたままになっていつしか山に。先日、夫とちょっとシリアスな話になり、ほう、夫はこんなことを考えていたのか、としみじみすることがありました。そんなに仕事が大変だったのかぁ。知らなかったなぁ。気づかなかったなぁ。大いに反省。
旦那だって、たまには仕事での苦労を女房に聞いてもらいたい時があるものです。。。お作は、無関心が故に卓上にずんずん積み重なっていくDMのように、夫婦はいつしかお互いの日々の生活、ことに職場での生活に無関心になるものだ、そのことにふっと気付かされた、という嘆息ですね。三十一文字一首ではなかなか詠みきれない内容ではあります。このお作が舌足らずであることも止むを得ません。連作しかないかな。