語順を変えてすっきりさせる
「梵焼の煙立ちゐる立木寺に来し方謝しつつ護符を焼べる」
初詣でに去年のお札を納めに行きました。その時にお札を寺庭のおいて
感謝を込めて燃やしました。立木寺は厄避けの観音寺です。
宜しくお願いします。
「初詣でに去年のお札を納め」、それを焼くことを梵焼(ぼんせう)と言っておられますね。最後の「焼べる」の読みは「くべる」ですね。炉に薪をくべる、というときのそれ。ただ、「焼べる」(正しくは「焼ぶる」)ですと連体形ですね。ここを連体形にする必然性は感じられません。添削では語順を変えて、もっとすっきりさせます。
添削(改作):
「立木寺に来し方謝しつつ去年(こぞ)の護符焼(く)べけり梵焼(ぼんせう)の煙立つ中へ」(比叡)