木曽三川の河口

木曽川越え長良川および揖斐川を左右に見つつ海へ急げり

ひさびさに見る海なれば自づから視線は遠く水平線の先

海に臨む導流堤に釣り人ら春の日差に竿しならする

干潟より水鳥幾百一斉に飛び立ち再び干潟に鎮まる

汽水域なればちらほら白鷺も居りて折々つばさを打ちぬ

遙かなる河口の対岸にジェットコースター見えゐて妻も興味を示す

生活詠

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