いなべ梅園ー2

いなべ梅園-2:

くぐりゆく嬉しき梅花のさまざまに色香のかげりは妻を染めつつ

丘に立ち俯瞰をなすにひろびろと梅園は花色のけぶらひてあり

ほの曇る日の梅園は幸うすき女(をみな)が悲しみにむせぶとも見ゆ

俯瞰なす広き梅園を掃過する日筋(ひすぢ)に百花のたまゆら鮮(あたら)し

旅行(ドライブ)詠

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