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東尋坊-1:
「遠きより既に見らるるおほぜいの観光客ら 東尋坊近し」
「悪僧の東尋坊が詐欺三昧つひに墜死の岸壁ぞこれ」
「あああれが東尋坊か気が逸り一目散に駆けて覗けり」
「雲張れる空をそがひに東尋坊海の底からどっとそそり聳(た)つ」
「東尋坊-柱状節理のにょきにょきと海より突っ立つ男と言はむ」
「千尋の奈落の底に渦巻ける潮撮らむと腕伸ばしけり」
「黒々と締まる岩肌ガンガンと靴にて叩くにびくともせざる」
「日本海波おだやかな春の日に波の造形-東尋坊に立つ」
「荒波が怒りていつしか造りけむその芸やよし東尋坊よ」
「岸壁の下方に降り立つわが妻を岩もろともにひたすら写す」
「突き立てる岩に這ひ上り東尋坊全景しかとこの眼におさむ」
「海上より東尋坊を見上ぐれば地獄の釜に入りし心地す」(梧桐)
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