2022年1月6日 / 最終更新日時 : 2022年1月6日 gotohman 短歌を月毎に画像で見る 2021年12月の短歌 画像をクリック(タップ)すると自動で見ていただけます。画像右上のボタンで一時停止、再開、手動での更新ができます。 CO2吸収技術の開発より化学的活用にて即減らさばや親含め九人が二人に減りてけふ姉を老健に見舞へり妻とネットでは理不尽な侵入もあるなれど頼もしや妻が早々に解決たたなづく雲と落日の絶景を電車の窓より撮り飽かずけり天候の不安定さが群雲(むらぐも)を多彩にするなり心身もしかり口語新仮名 π(パイ)の値(あたい)を六十ニ兆桁まで求めたって。すごいが、さて、どんな意味ある?温暖化の因に牛・豚の飼育もあり。されば培養肉の普及を恃まむ降雨が数日続きし折に・・ 冬霖とも言ふべく雨の止まざればいかなる天意か心耳(しんじ)にて聴く終らざるこのコロナ禍にわが脳はいつしか‘ダリの時計’のやうなり「あるいは」を「あるひは」と書く誤りを大隈言道も犯しをるなり東方から南西にかけ長く伸びし飛行機雲赤し朝陽に焼けていと愛(かな)しき野鶏頭の玉ななつ崩れず永く庭に立ちをり十羽ほど庭木に集ひて雀らが‘鳥語’にてさかんに会話してをり東京へは‘上京’ならば京都へは‘上洛’と言はむ。自(し)が市へは‘帰郷’宇宙に泛(うか)ぶ青き球体のうつくしさ唯一無二の地球とふ星 有り得ざる奇跡になりし地球はさらに生命といふ奇蹟を生みき名を成せばどんな言い訳も通用する。名を成さぬ人は言い訳無用でこの宇宙に幾垓の星あらうとも生命(いのち)育むはああ地球のみ朝戸出(あさとで)にひとひら顔に触れたるがその後あまねく初雪そそぐ第六の動物大量絶滅期は今。その因人間活動とぞ背筋が寒し宇宙には中心はない、それゆえにアナタでもボクでも中心であり得る躍動する神馬(しんめ)の像を太陽に向かふ角度に見て宙を駆くさゐさゐと降る雨かなし天は晴れいづれへ開くか心とふ宇宙鳩数羽そろひて飛翔し神社なる屋根に並ぶを繰り返すなりいづくより定時に集まり来るならむ十数羽の雀ら餌を求めて群雲(むらぐも)の裂くるすなはち陽は届く 当然と言はむ不思議と言はむ「起きる」とは「起き上がる」こと事故などは「起きる」のでなく「起こる」のであるDNA鑑定の誤差は六百京分の一とふ 科学頼もしせはしなく大晦日(おほつごもり)に降る雪の空には灰色、朱壁に純白