2020年10月1日 / 最終更新日時 : 2022年1月5日 gotohman 短歌を月毎に画像で見る 2020年9月の短歌 画像をクリック(タップ)すると自動で見ていただけます。画像右上のボタンで一時停止、再開、手動での更新ができます。 ふと窓を開くれば素早く雀子ら金木犀の葉混みに隠る市街でも深夜は騒音しづまれど常に何かの音がするなりこの秋も一つ鈴虫かリズムもち幾昼夜鳴き通す 驚くばかり常ならば西より東に流るる雲けふは逆なり 台風近づく粛然と台風のあとの青空に雲はかがやきなほ駆けやまず首都圏にも米軍専用の空域あり もし旅客機が航(ゆ)かば撃墜されむ思へらく国益は国ごと食ひ違ふが‘いすか’の嘴(くち)でも種子をよく取るCM画像に人体が微塵に砕くるあり少々違ふが本質を示すいかならむ思案か夕べ鴉らはビル屋上の欄干につらなるこのところ大気の状態が不安定で雲らの多才がいかんなく発揮さる朝戸出に見あぐる深き紺の空 秋の大気が肺腑を冷やす人はみな1年かけて歳1つ取るのさ生まれ日に突然ではなくビル壁がしらじらと照るそがひには濃紺深き秋の朝の空あかあかと地平の大火と見るまでに日は落ち泥み雲を焦がせるさまよへるおほぜいの難民、あまつさへ‘コロナ’に襲はれいかになりゆくやアメリカの軍産複合体が中国に戦争仕掛くるとふ戦時景気狙ひテレビニュース、いづれの国も‘コロナ’関連が大きな比重を占めて久しき知らざりき先進国のうち日本が子供の貧困最悪レベルと家前の花水木の実を見届けむ緑(あを)→黄→橙→赤を経て地に落つるまでを旧仮名の効果は例へば子規の俳句「鶏頭の・・」に顕著、新仮名に比して当たり前なれども五十年は女優Xのかの美貌にもひとしく過ぎき善し悪しの論など超えて進みゆくグローバル化で‘コロナ’も拡散