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市街でも深夜は騒音しづまれど常に何かの音がするなり

この秋も一つ鈴虫かリズムもち幾昼夜鳴き通す 驚くばかり

常ならば西より東に流るる雲けふは逆なり 台風近づく

粛然と台風のあとの青空に雲はかがやきなほ駆けやまず

首都圏にも米軍専用の空域あり もし旅客機が航(ゆ)かば撃墜されむ

思へらく国益は国ごと食ひ違ふが‘いすか’の嘴(くち)でも種子をよく取る

CM画像に人体が微塵に砕くるあり少々違ふが本質を示す

いかならむ思案か夕べ鴉らはビル屋上の欄干につらなる

このところ大気の状態が不安定で雲らの多才がいかんなく発揮さる

朝戸出に見あぐる深き紺の空 秋の大気が肺腑を冷やす

人はみな1年かけて歳1つ取るのさ生まれ日に突然ではなく

ビル壁がしらじらと照るそがひには濃紺深き秋の朝の空

あかあかと地平の大火と見るまでに日は落ち泥み雲を焦がせる

さまよへるおほぜいの難民、あまつさへ‘コロナ’に襲はれいかになりゆくや

アメリカの軍産複合体が中国に戦争仕掛くるとふ戦時景気狙ひ

テレビニュース、いづれの国も‘コロナ’関連が大きな比重を占めて久しき

知らざりき先進国のうち日本が子供の貧困最悪レベルと

家前の花水木の実を見届けむ緑(あを)→黄→橙→赤を経て地に落つるまでを

旧仮名の効果は例へば子規の俳句「鶏頭の・・」に顕著、新仮名に比して

当たり前なれども五十年は女優Xのかの美貌にもひとしく過ぎき

善し悪しの論など超えて進みゆくグローバル化で‘コロナ’も拡散