2021年2月1日 / 最終更新日時 : 2021年12月27日 gotohman 短歌を月毎に画像で見る 2021年1月の短歌 画像をクリック(タップ)すると自動で見ていただけます。画像右上のボタンで一時停止、再開、手動での更新ができます。 前世(ぜんせい)や死後の世界は存在すと熱弁ふるふ知識人ありこの宇宙は初め1点で、ビッグバンにて出来しと言ふが点の外は何?君知るや脳は心臓と同様にいくつになりても使へば働く新古今集に恋路を人に知らるるを懼るる和歌の多きに驚くマンガとて「風の谷のナウシカ」を侮るなかれ環境汚染が主題ぞマンガとて「風の谷のナウシカ」を侮るなかれ環境汚染が主題ぞ新型のコロナ・ウイルスたちまちに全地球を席捲、世界の狭さよ小国のわづかな核を許さざる核大国が核実験す極寒にもめげず咲きつぐ石蕗(つはぶき)の緑の丸き葉の慕はしさ世界には残存地雷が一億個以上、設置者の責任はいかになりゐるコロナ死者四十万超えの追悼辞にアメリカ新大統領が涙声なる嗚呼『核兵器禁止条約発効』と新聞の片隅にちょろりと載れるありがたしコロナ感染対策用マスクが無精髭を隠して呉るる想像し難きことなれど二十万年前に富士山は存在悲しきはコロナ禍により貧富の差ますます拡大、世界のいづこでも群雲(むらぐも)の裂くるすなはち陽は届く 当然と言はむ不思議と言はむ風向きの定まらぬ中あるときは北風に押され歩む駅前ある調査で移住したい国はカナダ一位日本二位とぞ 喜ぶべきかちょっと変、マスク姿の舞妓さん マネキンたちもしてるからいいか両掌(りゃうて)広げ真冬の太陽にさし向けてその温かさその有り難さを実感してをり