2021年3月1日 / 最終更新日時 : 2021年12月27日 gotohman 短歌を月毎に画像で見る 2021年2月の短歌 画像をクリック(タップ)すると自動で見ていただけます。画像右上のボタンで一時停止、再開、手動での更新ができます。 『卒寿にて恋歌つづる友あり』と詠む人あなたも負けず美しい『生れつきの‘悪’(わる)は居ない』と思ひこしがその信念の揺らぐこのごろ既にして寒は明けしにコロナ禍に人らの啓蟄はしばしおあづけ真上なる電線ゆ鴉が飛び立つとき翼の擦過音の妙に生々し恋歌の極みと思ふ‘新古今’の洗練されし心理詠をば白壁の茜に染まる一瞬を撮さむとして駆け出だしたり千曲川氾濫の記事に去来せり藤村のこと妻と旅せし時のこと罪深き事でも美しく詠むといふ短歌の宿命を嘆かざるべし永年の減反政策がもたらしし米作そのものの衰退を憂ふ とふ酒を貰ひて妻と飲む馬場あき子氏の詠みゐし酒なり払暁を歩むに頭上の外灯が不意に消えたり明けを感知してわづか四肢の絡まる思ひ時にあるクラゲの多く長き触手よごく薄き白布おほふや晴れながら全天かすかに霞む晩冬古書にある神話がすべて創作なら作者は驚異の才の持ち「雅びやかに花花を詠む宮人(みやびと)ら支へし底辺の人々を思ふ」「若きころ読みし の恋歌を今にして深く味はひてをり」「鴻毛」と「鴻恩」における「鴻」の意味はほぼ真逆なり漢字おもしろアメリカでは‘コロナ’で寿命短縮す白人1年、ラテン系2年、黒人3年とコロナ禍にて世は混迷するに株価のみ上昇続く何か怪しき第三のワンショット・ワクチン開発さる かたやウイルスは変異にて対抗雀減りカラスはどんどん増えてゆく高知能ゆゑ末おそろしも