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摂氏に慣るる寒暖計にとまどひしはアメリカでのこと華氏が普通で

降る雨に慣れゐるごとく雀らは雨うつ葉むらにたむろしてをり

「御他聞に・・」とか「御多聞に・・」とかとしてしまう「御多分に漏れず」が正しいのだが

地の涯(はて)を駈けゆく人馬の群団がやがて砂塵の中に没せり

「たとふれば賢人はにごり酒、聖人は清酒なのださう さもありなむか」(あおぎり)

斜光受け際立つ手の甲の皺の数減らさむとすれどむなしかりけり

ある地方で湿度九十九パーセントと表示さる。これではまるで水びたしでは?

喜々として満開の桜花(はな)の間(あはひ)を飛ぶ雀・ひよどり・シジュウカラたち

花見に来てさかんに写真を撮るゆゑに一緒の妻は常に待ち役

雀子のチチとも鳴かぬ朝などはこの世のいびつを思ひ嘆くも

京都にある無数のお寺のほとんどが火災で一度は潰えしを知る

コロナ禍のあとの決算、廃棄のワクチン六千六百億円と報じぬ

ふと思ふ古来春霞と言ひ来しはおほかた黄砂のことではなきや

裏庭にツツジが咲いた。磨りガラスを通してもぼうと明るんで見える

スキャンダルに塗(まみ)るる歌手も堂々と唄ひて世に出るモノもつを証す

不思議なり過去生の過半が抜け落ちて遠き記憶のみ甦る

それとなく岡井隆の教へし事「評論を書きなさい」今に忘れず

夜の明けのこの明るさや鳥影に何思ふなくうれしかりけり

十年にわたりし応仁の乱により寺社のおほくは灰燼に帰す

「筆舌に尽くし難し」といふことの実相に向きもみくちゃになる

文科系の趣味もつ人は長寿なりと「脳内革命」の本に述べらる

野鳥の声をあざけりと聞くか共鳴と聞くかは自由 今日も快晴

春の鳥チチとし鳴けばうれしかり朝の光のかがやく中に

身の内に巣くうウイルスよ僕が死ねばお前も死ぬぞあばれるなかれ

ベランダの雑草がきれいな花咲かせ除草剤撒くを躊躇させたり