2022年8月2日 / 最終更新日時 : 2022年8月2日 gotohman 短歌を月毎に画像で見る 2022年7月の短歌 画像をクリック(タップ)すると自動で見ていただけます。画像右上のボタンで一時停止、再開、手動での更新ができます。 最近の異常な暑さに喘ぎつつも心身を正し生きてゆくべし中国の琴は梧桐(あをぎり)にて作るらし我が古詩にも「梧桐(ごとう)の日本琴」詠まる思へらく不毛の宇宙開拓より手近で広大なる海を住めるやうに大方の薔薇の花散り一輪のみなほ残りゐて雨に耐へをりいちにんがドラマAで乞食、Bでは王、演じて人生そのものと思ふ「ビッグバン以来人類繁栄に至る道程はあり得ざる奇跡の連続なり」 「この宇宙にいかに多くの星あるとも人型生命は地球以外には無し」明けやらぬに雀ら騒ぐを明るしと聞きておのづから心安らぐ真昼間に天の川に似る長き雲白々と横たふ 織姫いづこ南アの首都ヨハネスブルクは一年に二万人もの銃撃死ありと「アメリカはもうダメかも」と永年(ながねん)をアメリカに住む日本人学者真夜にして何かに襲はれし蝉ならむ断末魔の声発してすぐ止む断続は切なかりけり熊蝉の裏庭の木にて鳴きては止みぬ最短にて過ぎし今夏の梅雨なれど七月に入りて怒りの戻りか胸衝(つ)かる「生涯鏡中に在り」とふ語に。さればまじまじと自(し)が顔を観るありなしのかぼそき雨を顔面に受けつつ散策 楽しかりけりこの夏は例年になくクマゼミの多く盛んに鳴きてうれしも自衛隊を九条にと逸(はや)る政治家らそれが違憲との自覚あるゆゑ左まんじと右まんじあり地図上のお寺はどちら、ナチのシンボルは?クマゼミの盛んに鳴きて平和なりされど戦時も同じく鳴きけむ幼くして覚えし 今にしてその凄さを思ふ古人は偉大なりふくよかなる唐詩の叙景に比ぶれば「佐渡に横たふ・・」などは蟻のスケール活き活きと鳴きゐし熊蝉ら二日ほどの降雨に止みしが再び鳴きしきる過去現在未来を「三世」と一言(ひとこと)に纏めて“時”が解った気になる茫然としてゐる“時”は迅く逝き茫茫として空(くう)に融け込むコロナ蔓延に家庭看護が普通になり陽陽介護が多くなりゆくと