鬼岩公園

まるまるとすべすべとせる岩のみが渓谷上方まで続く奇観なり

巨大なる岩群がれる隙間縫ひ春の谷水しぶきつつくだる

ひびきあふ盤石不変の岩群と形象自在に流るる水と

壁なして組み合ふ巨岩のいくつかに垂直に斜めに亀裂が走る

大岩を厚らに覆ふ苔の色千年を経しと思ふばかりに

生活詠

前の記事

隣人の死
反戦・平和

次の記事

軍備