<時>といふ魔

<時>といふ魔

出でて見る東方の果のビルの上に朝日子昇りこなたを照らす

真冬日に赤々とビルを染めてゐし朝日は位置変へ今は黄に照る

よく晴れし春の初旬の林には憂ひを蹴散らし野鳥ら飛び交ふ

餌漁るほか仕事なき動物ら結局食ふことが生(せい)のすべてかも

影よりも身に沁みつきて生(せい)を統ぶる<時>といふ魔を振り払ひたし

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敵対なら微々たる軍備も脅威なり協調共栄策が最善安保ぞ

軍事費で他国の総計を遙かに凌ぐ軍事大国が世界をおびやかす