576097 - [トップに戻る] [新着] [目次] [使いかた] [画像の投稿方法] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

[新着][目次][ワード検索][過去ログ][「良い歌ですね!」(2005年まで分)]

梧桐学の「良い歌ですね」

歌集紹介 短歌教室 短歌収納庫 短歌添削BBS1 短歌添削BBS2 梧桐学のいい歌ですね ものぐさ談話室 ものぐさBBS ものぐさ歌会 ものぐさ写真館 ものぐさリンク集 プロフィール メール送信 トップページへ
*--- 短歌の題名 ---*
1. 朝の散歩   夏の日差し    青春と病   歩く速さ   耳を澄まして    鈴の音    盆提灯   良歌   メ-ル   翁長雄志
2. ねむり姫   睡蓮   S L    五月の風   交換日誌    蕗の薹   水仙    老い二人    三年間は   
3. 車椅子   洗濯もの   鉄杭   妻の   点滴   麦秋   傘寿   春の息    清みゆく   枝垂れ桜
4. 脳梗塞   胸の傷跡   年賀状   冬のひかり   大根   月光   百千鳥    スタ-トペ-ジに   さざ波   淡雪
5.無情の雨   姉妹   大根   花火   秋晴れ   息子   秋風    天人菊    図書館   千の風
6.カレンダ-    鼓動   冬と春    春雨   白椿   交差点    夜明けの光    ヒロシマ宇品線    紅葉   早春
7.          巣立ち   おかえりなさい       梅園   静けさを見る    春の雪   胡蝶蘭
8.   杉の香    寒い    林檎    鮠(はや)   賽糂   壁色    散水する妻   おやすみ    号令
9.   病む   雨戸    熱燗      陽射し   蝋梅の蕾   木の手摺り   ひとり言   義母
10.   遠花火      セシウム被害   朝顔の花   妻の死      おもちゃの金魚   花柄浮かぶ   新しい扉
11.雑草   時計   洋上慰霊に参加して   波のひかり   名前       温暖化   想い出   幼き頃   (新仮名)
12.空間   春の訪れ   洋上慰霊に思う   大晦日に   平均年齢    コポコポ      九十七歳   手話   十二月八日
13.ハロ-ワ-ク   眠る   クモの糸   幼子   重さ楽しむ   お盆   広島の蝉   故郷1・2   通り雨   草履
14. メモ紙   手術   かくせない   どしゃ降り    於 老人福祉センタ-   なかば   天気予報   軍事郵便      定位置
15.枯葉         逢う   亡父への想い   捜し物   爪の半月    タオルケット   椋鳥   伯母の戦
16.宇品線跡    大漁旗    母の日に    お下がり   父母-3    一日   5月の空   文の束   鶯の声   終の棲家
17.義母2      住所録   街の風景   それは変   形見   夕陽と富士山   限り有る生命(いのち)   木々の芽   ぐるりと包む
18.   春が漂う   ぐるりと包む   春が漂う   木々の芽      蕗の薹   赤い灯   雪の夜    冬鳥
19.花の先生   十円玉   折り紙の鶴   新春の風   御節準備   手術   年賀状   心の渦   冷え込んだ朝   遺書
20.みの虫   醒まさじと   エベレスト街道   復元ポイント    少女の指先    味噌汁      ふたりぶん   幸せ   番蝶
21.負けた   木洩れ日   りんご   母の死   萼あじさい   梅雨明け   あの世でも   清涼をよぶ   献血ル-ム   
22.健康サンダル   和服ダイエットP10   よくあること - 26    空も雨も   紅の薔薇   夕映え   握手   孫の机   夕日    母との別れ
23. 確かな位置   母の想ひ   染井吉野   買いたい物   写真の父に   初蝶   落ち椿   雪だるま   蕗の董   ひとりぼっち
24.   夜の雨   自己主張   告知されし日   手を繋ぎ   母の目   野良頭巾   墨擦り始む   雨降る   白髪
25.こたつで   緑茶   背伸び   ス-パ-に   反省   波飛沫   神無月雑詠-1   露天風呂   母の苦労   里芋の露
26. 百度道   奥の細道 葡萄峠   蝉時雨    蝉時雨      一行だけのメ-ル      日々の生活   手を握る   
27. 山寺に   姫シャラ   固まる   わが情け   吾果つるまで   完成   折りたたみ傘   廃線後      メ-ル
28.母の日傘   喪失   夜→朝   ビルの窓   駅の鏡   穏やかな夕暮れ   儚くて   炭火の暖   リズム   ひとひらの黄落
29.   冬至を過ぎて   湯船   ロールキャベツ    招き猫   戦後   山茶花   雨音   小雪舞ひ輝る   鰰(ハタハタ)
30.自転車パート2    黄に染まりゆく    静かな   降誕祭   斜陽に   あ〜あ   高空   マフラー   金柑   四季桜ー2
 新着の期間  [5ページまでの表示]  [目次OFF]  [新着一覧

義母22009/04/10(金曜)

まだ温い義母の身体を撫ぜながら呼べば応えて起き上がりそう」(つれづれ)
まだ身体の温みがあり、穏やか顔の義母は・・・。直後の歌です。よろしくお願いします。


生々しいご臨終の図ですね。お作、実際にお義母さんがヌッと起き上がられるかのように思えます。

添削:
まだ温い義母の身体を撫でまわす呼べば応えて起き上がりそう」(つれづれ)

(いい歌です。)


2009/04/01(水曜)

リビングの明かりが窓に映るころしじに轟く春の雷(いかづち)」(ちづる)
夕方、ものすごい雷鳴が続きました。窓ガラスに映っているペンダント式の明かりが、震えているようにも見えました。よろしくお願いいたします。


まさに春雷ですね。大陸の方から寒気団がやって来て暖気とぶつかり、気象が不安定になっているようですね。お作で、「しじに」は「繁に」で、「間断なく」の意味で使われたのでしょう。普通は空間的な意味で使うのでしょうが。「リビングの明かりが窓に映るころ」は、部屋内の照明が外より明るくなる、暮れかかった刻限を表わして、すぐれた表現ですね。

添削:
リビングの明かりが窓に映るころ轟き止まぬ春の雷(いかづち)」(ちづる)

(いい歌ですね。)


住所録 2009/03/04

住所録は殆ど線で消されしと嘆きし友の母は九十五歳」(玉章)
友人のお母さんは、医者にも感心されるほど白内障もなく綺麗で、老眼鏡も必要なく、難聴もないとのこと。羨ましいと話していると、お母さんの住所録を見れば殆ど線で消されていて可哀想だと言っていました。長生きはそのような悲しみを味わうことでもあるのだと思ったことです。。


ご友人のお母さんは95歳ですか。知人、友人がもうほとんど亡くなっているお歳ですね。こういう形で、長生きの悲哀というものもあるわけですね。

添削:
友の母は九十五歳(きうじふご)なり住所録はほとんど線にて消されしと嘆く」(玉章)

(いい歌ですね。)。


街の風景2009/02/26(木曜)

壁面に電飾コ-ドつけたまま廃業店舗ぽつねんと建つ」(湖愁)
かつて店が流行っていた時期、点していた電飾コ-ド。廃業、数年後になるが、だらんと吊るしたままになっている。


何かの商店を営んでおられたのですね。街の中の商店は、こちらでも悪戦苦闘です。どんどん廃業していっています。郊外に大型ス-パ-がどんどん出来ていくせいですが。。。お作、廃業に追い込まれた店主(である湖愁さん)の侘びしさ無念さが籠もっています。

添削:
壁面に電飾コ-ドつけたまま廃業後数年のわが店舗は建つ」(湖愁)

(いい歌です。)


それは変2009/02/22(日曜)

直感は変と思えど討論が長引くうちにどうにでもよし」(いずみ)
給付金はじめ政策その他、聞いたときとっさに「おかしい」感じることは 理屈抜きでそう間違った感覚ではないような気がします。が、議会はその感覚と離れたところで討論される議員も多いようです。揚げ足取りばかりの時は「そんなことより、もっと討論すべき問題があるのに」と思ってしまいます。(それも追及すべきことなのでしょうけれど。)最初に変と感じたことも曖昧になっていきます。

国会での議論も、おっしゃるように我々国民には理解し難いことがたびたびありますね。あれはあれで一つの世界を作って、その中でやっているのでしょうけれど。。。国民不在の国会は困りますね。

添削(口語新仮名):
直感で変だと思えど討論が長引くうちにどうでもよくなる」(いずみ)

(心の機微の一面をよく捉えた歌ですね。いい歌です。)


形見2009/02/17(火曜)

形見にと届きし母のセ-タ-に白髪ひとすぢ紛れて来たり」(愛)
里から、母の形見だといって、好んで着ていたカ-ディガンと雑記帳が届き、元気な頃の母が思い出されました。また寒くなりましたが、二月は本当に三寒四温ですね。今日も宜しくおねがいします。


お母さんの思い出のカ-ディガンと雑記帳、それに1本の白髪・・・。否が応でも元気な頃のお母さんが思い出されますね。このところ、気温変動が実に激しいですね。

添削:
形見にと届きし母のセ-タ-に白髪ひとすぢ付きてゐにけり」(愛)

(いい歌です。)


夕陽と富士山2009/02/14(土曜)

西に見る富士山(ふじ)の南へまた北へ動く夕陽は季節の振り子」(桐子)
家から西の方角に富士山が見えます。其の為、年に二度ダイヤモンド富士(?)を見ることができます。数日前に富士山頂に沈んだ夕陽は、日を追うごとに北へ移動して、もう大分離れてきています。よろしくお願いいたします。

富士山の頂上に沈む太陽は、頂上から昇る太陽と同様に、一瞬ダイアモンドのような輝きを見せるので、ダイヤモンド富士と言うのですね。(?)は不要でしょう。。。桐子さんも、恵まれた環境に住んでおられます。ただ、お歌はダイヤモンド富士を詠まれたものではなく、時日の経過とともに、富士山頂を境に、沈む位置が南へ、また北へと移動していく、1年という時の経過を詠まれたものですね。たしかに、その方が<時>を大きく表現できます。さらに、そのように日没の位置が変化することから、夕日を「季節の振り子」と詠まれた・・・。時間的なスケ-ルの大きな歌ですね。


限り有る生命(いのち)2009/02/13(金曜)

僕より十六年下の知人が一作日、癌で亡くなりました、現在では六十代は働き盛り、やりたい事が一杯有っただろうに、残念で可哀想な事と思います、八十路過ぎた自分が今尚こうして元気で居られるのは本当に幸せ者です、つくづく生きている今日が愛おしいと思ってます。
投稿:「限りある生命ある日を愛おしみ遠ゆく雲の影追ひて居つ」(多朗)


癌や脳卒中は日本人の死因の1,2位を争う病ですが、癌の方は早期発見早期処置で全快するケ-スが増えていますね。その意味では、このご友人のことは惜しまれますね。「八十路過ぎた自分が今尚こうして元気で居られるのは本当に幸せ者です、つくづく生きている今日が愛おしいと思ってます」とおっしゃること、お作とともに深い実感が籠もっています。

添削:
限りある生命の日日をいとほしみ遠退く雲の影追ひてゐつ」(多朗)

(いい歌ですね。)


木々の芽2009/02/07(土曜)

裏山を登りながらに木々の芽に触れつつ生を確かむる立春」(白嶺)
二月四日は立春、その名に相応しい快晴。春を感じさせる温かな日差しに誘われて久し振りに裏山に登りました。(登酪農長靴を履いて。今年は例年より積雪が少ないので楽です。)登りつつ光る木の芽を素手で触れながら、その生を確かめたことでした。木の芽はまだまだ固いですが、やがてやって来る春をしっかりと待っております。添削よろしくお願いいたします。


北見も、もう春めいているようですね。

添削:
春立つ日裏山に登り木々の芽に触れては命を確かめてをり」(白嶺)

(いい歌ですね。)


ぐるりと包む2009/02/05(木曜)

立春の太陽大きな笑顔見せ北半球をぐるりと包む」(夢子)
ようやく立春を迎えた昨日は、最高な春日和でした!海の側にある運動公園で、思いっきり子犬と駆け回って汗をかきました。。


子犬が、はからずも運動もさせて呉れるわけですね。お作、スケ-ルの大きな歌ですね。

添削:
立春の太陽笑顔もはれやかに北半球を光で包む」(夢子)

(読んで心がたちまち晴れやかになる、いい歌です。)



[直接移動] [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30]
投稿画像の表示サイズを変更できます
管理者用

- Joyful Note -
- JOYFULYY v2.50y24 :Edit by Yamamoto -