575287 - [トップに戻る] [新着] [目次] [使いかた] [画像の投稿方法] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

[新着][目次][ワード検索][過去ログ][「良い歌ですね!」(2005年まで分)]

梧桐学の「良い歌ですね」

歌集紹介 短歌教室 短歌収納庫 短歌添削BBS1 短歌添削BBS2 梧桐学のいい歌ですね ものぐさ談話室 ものぐさBBS ものぐさ歌会 ものぐさ写真館 ものぐさリンク集 プロフィール メール送信 トップページへ
*--- 短歌の題名 ---*
1. 朝の散歩   夏の日差し    青春と病   歩く速さ   耳を澄まして    鈴の音    盆提灯   良歌   メ-ル   翁長雄志
2. ねむり姫   睡蓮   S L    五月の風   交換日誌    蕗の薹   水仙    老い二人    三年間は   
3. 車椅子   洗濯もの   鉄杭   妻の   点滴   麦秋   傘寿   春の息    清みゆく   枝垂れ桜
4. 脳梗塞   胸の傷跡   年賀状   冬のひかり   大根   月光   百千鳥    スタ-トペ-ジに   さざ波   淡雪
5.無情の雨   姉妹   大根   花火   秋晴れ   息子   秋風    天人菊    図書館   千の風
6.カレンダ-    鼓動   冬と春    春雨   白椿   交差点    夜明けの光    ヒロシマ宇品線    紅葉   早春
7.          巣立ち   おかえりなさい       梅園   静けさを見る    春の雪   胡蝶蘭
8.   杉の香    寒い    林檎    鮠(はや)   賽糂   壁色    散水する妻   おやすみ    号令
9.   病む   雨戸    熱燗      陽射し   蝋梅の蕾   木の手摺り   ひとり言   義母
10.   遠花火      セシウム被害   朝顔の花   妻の死      おもちゃの金魚   花柄浮かぶ   新しい扉
11.雑草   時計   洋上慰霊に参加して   波のひかり   名前       温暖化   想い出   幼き頃   (新仮名)
12.空間   春の訪れ   洋上慰霊に思う   大晦日に   平均年齢    コポコポ      九十七歳   手話   十二月八日
13.ハロ-ワ-ク   眠る   クモの糸   幼子   重さ楽しむ   お盆   広島の蝉   故郷1・2   通り雨   草履
14. メモ紙   手術   かくせない   どしゃ降り    於 老人福祉センタ-   なかば   天気予報   軍事郵便      定位置
15.枯葉         逢う   亡父への想い   捜し物   爪の半月    タオルケット   椋鳥   伯母の戦
16.宇品線跡    大漁旗    母の日に    お下がり   父母-3    一日   5月の空   文の束   鶯の声   終の棲家
17.義母2      住所録   街の風景   それは変   形見   夕陽と富士山   限り有る生命(いのち)   木々の芽   ぐるりと包む
18.   春が漂う   ぐるりと包む   春が漂う   木々の芽      蕗の薹   赤い灯   雪の夜    冬鳥
19.花の先生   十円玉   折り紙の鶴   新春の風   御節準備   手術   年賀状   心の渦   冷え込んだ朝   遺書
20.みの虫   醒まさじと   エベレスト街道   復元ポイント    少女の指先    味噌汁      ふたりぶん   幸せ   番蝶
21.負けた   木洩れ日   りんご   母の死   萼あじさい   梅雨明け   あの世でも   清涼をよぶ   献血ル-ム   
22.健康サンダル   和服ダイエットP10   よくあること - 26    空も雨も   紅の薔薇   夕映え   握手   孫の机   夕日    母との別れ
23. 確かな位置   母の想ひ   染井吉野   買いたい物   写真の父に   初蝶   落ち椿   雪だるま   蕗の董   ひとりぼっち
24.   夜の雨   自己主張   告知されし日   手を繋ぎ   母の目   野良頭巾   墨擦り始む   雨降る   白髪
25.こたつで   緑茶   背伸び   ス-パ-に   反省   波飛沫   神無月雑詠-1   露天風呂   母の苦労   里芋の露
26. 百度道   奥の細道 葡萄峠   蝉時雨    蝉時雨      一行だけのメ-ル      日々の生活   手を握る   
27. 山寺に   姫シャラ   固まる   わが情け   吾果つるまで   完成   折りたたみ傘   廃線後      メ-ル
28.母の日傘   喪失   夜→朝   ビルの窓   駅の鏡   穏やかな夕暮れ   儚くて   炭火の暖   リズム   ひとひらの黄落
29.   冬至を過ぎて   湯船   ロールキャベツ    招き猫   戦後   山茶花   雨音   小雪舞ひ輝る   鰰(ハタハタ)
30.自転車パート2    黄に染まりゆく    静かな   降誕祭   斜陽に   あ〜あ   高空   マフラー   金柑   四季桜ー2
 新着の期間  [5ページまでの表示]  [目次OFF]  [新着一覧

健康サンダル2008/06/11(水曜)

イボイボが今朝はとっても刺激的ベランダに履く健康サンダル」(夏子)
欲求不満のような歌になりましたがそうではありません。私はベランダで洗濯物を干す時、健康サンダルを履いています。何時もは足裏のイボイボはあまり気になりませんが,今朝はなんだか妙に刺激的で心地よく感じました。脱いでからも足の裏がマッサ-ジをしたように気持ちよかったです。よろしくお願い致します。


われわれも日常的に履いていますが、イボイボがついた健康サンダル、確かに心地いいですね。それを詠まれてユニ-クです。いい歌ですね。


和服ダイエットP10 2008/06/04(水曜)

家庭科で縫った浴衣を陽に干してあの日の乙女に戻って着たい」(伊那佳)
高校の家庭科の実習で初めて浴衣を縫いました。呉服屋さんで白地に赤い花柄の生地を選び裁断して縫いました。私は途中で嫌になり母が最後は縫い上げました。今年はダイエット効果で着られそうです。タンスから出して干しています。“乙女時代(-、-)十代”。生地を選んだり母に手伝って貰った事を懐かしく思い出しました。綺麗に着たいです。よろしくお願い致します。


「私は途中で嫌になり母が最後は縫い上げました」には、思わず笑いました。いかにも伊那佳さんらしいと・・・?それにしても、ダイエットするために和服を着ておられるご様子で、これにもつい頬がゆるむ人も多いのでは?

添削:
家庭科で縫った浴衣を陽に干してさあ着ようあの日の乙女に戻って」(伊那佳)

(若かりし日々への回帰願望・・・いい歌です。)


よくあること - 26 2008/06/03(日曜)

還らざる日々を恋ひつつ髪を梳く鏡にうつる八角時計」(桐子)
鏡台の前に座ると後ろの時計が映ります。左回りに進む針に心を乗せて時を遡る。。。よろしくお願い致します。


なるほどねぇ、鏡に映る時計の針(ここでは秒針?)は反時計回り(つまり左回り)ですね。それに気付かれ、時を過去へ遡るイメ-ジを得られたのですね。それで、お作の初二句の表現が生まれた・・・。ここでは、鏡台に映る時計ですから、ご自分の顔と一緒に映っているのでしょう、そのことを併せてこの初二句を読みますと、その意味が一層深まるようです...(^_^)。結句の「八角時計」は印象が結構強いですから、読み手の注意が分散され、この歌に籠めようとされた当初のご意図が薄れるようです。そこが惜しいですね。

添削(改作例):
髪梳きつつ還らざる日々恋ひてをり鏡に映る時計の逆進」(桐子)

(いい歌ですが、モチ-フがやや複雑で、読み手に直ぐには理解されない?)


空も雨も 2008/06/02(月曜)

銀鼠の空も小雨も優しくて視界をさえぎる傘閉じ歩く」(微笑女)
先週1週間は会社の仕事が忙しくってかなり疲れ、土曜日の天候は私にとっては、癒しの一日になりました


仕事が忙しいときは疲れますし、周囲の自然に目をやることもほとんどないですね。

添削(新仮名):
銀鼠(ぎんねず)の空からやさしく小雨降る顔上げ歩こう傘なぞ閉じて」(微笑女)

(いい歌ですね。)


紅の薔薇 2008/05/29(木曜)

花びらを踏みて気づけり門灯のあかりに浮かぶ紅の薔薇」(すめ-ちゃん)
帰宅の夫を出迎えるため玄関に向かいました折、迂闊にも薔薇の花弁を踏んでしまいまして、見上げると真紅の薔薇が門灯の明りに浮かんで咲いていました。すごい!暫く忘れていた庭の花達に詫びながら心に余裕を持って生きて行かねばと反省いたしました。宜しくお願い致します。


花も応援して呉れているのでしょう、身の回りにたくさん美しいもの楽しいことなどなどあることをそれとなく示して・・・。

添削:
迂闊にも花びらを踏み見上ぐれば門灯に浮かぶ紅の薔薇」(すめ-ちゃん)

(いい歌ですね。)


夕映え2008/05/22(木曜)

楠の間(あわい)をぬけて夕映えが夫の描きし港を染める」(すめ-ちゃん)
我が家を覆う大楠の間をぬけて夕日が差し込み、夫が描いた油絵がオレンジ色に染められ、いつもの港の風景が幻想的な美しさに変わり、見とれて居りました。宜しくお願い致します。


ご夫君は油絵を描かれるのですね。すめ-ちゃんさんといい、芸術家一家ですね。お作、捉え所がいいですねぇ。日常的に見ておられるご夫君の<港の風景>の油絵が夕映えの染められて、いつもとは違った「幻想的な美しさ」を帯びた瞬間を詠まれた・・・情景の美しさだけではなく、ご夫君への愛情がにじみ出て来ます。いい歌ですね。

添削:
大楠(おほくす)の間(あはひ)を抜け来る夕映が夫の画中の港を朱に染む」(すめ-ちゃん)


握手 2008/05/09(金曜)

息子から差し出す右手をその父がしっかり握る夕映えの中」(微笑女)
結婚した息子が連休に私達を招いてくれまして、数時間を楽しく過ごしました。帰り際、駐車場で息子が主人に握手を求めまして。「ありがとう」「頑張れよ」とひと言づつでしたが、お互いの気持ちは充分通じ合っているだろうと。


新婚の息子さんがご両親を招(よ)ばれたのですね。親父と息子、手を握り合うだけでお互いの心は十分伝わりますね。その場面を詠まれた・・・。お作、よく詠めていますが、「その父」という言い方が、作者・微笑女さんからみて第三者みたいで惜しいですね。

添削:
息子から差し出す右手を父である夫が握る夕映えの中」(微笑女)

(いい歌ですね。)


孫の机 2008/05/06(火曜)

わが物となりたる机の抽斗より孫の鉛筆転がり出で来」(すめ-ちゃん)
孫の入学祝いに買ってあげた机が私の所にやってきました。座敷机に向かってパソコンをしていましたが、膝を痛めて正座が困難となり、不要になった孫の机をこの連休に運んで来て呉れ、部屋の模様替えも子供たちでやって呉れました。一年生の気分で机に向かっております。宜しくお願い致します。


悪い膝には椅子が一番ですね。それにしても、お孫さんに買われた机(と椅子)が、そのお孫さんのところから舞い戻ってきたとは驚きです。まわりの子供さんたちも大いに応援してくれていますね。お作、このままで十分です。いい歌ですね。


夕日2008/05/01(木曜)

電柱とビルの間に挟まれて動きとれない夕日の紅さ」(小百合)
ひょいと西を見ると、夕日が赤くなかなか沈まず挟まれたようでした。


面白い(傑作な)感覚と表現ですね。夕日は、見ているとなかなか沈んでいかないように思われますね。暮れ泥(なづ)む、という語がありますが。一方、他のことをやっていると、気付いたらもう沈んでいた、みたいなことになるのですが。。。お作で、夕日(つまり夕刻の太陽)が紅色なのですね?周辺の茜色を言っておられるのではなくて。

添削:
電柱とビルの間に挟まれて動きのとれない真っ赤な夕日」(小百合)

(いい歌ですね。)


母との別れ2008/04/22(火曜)

ケ-キ屋の角で手を振り娘から妻に戻りて家路を急ぐ」(すめ-ちゃん)
夕方、ケ-キ屋の曲がり角で見送りに来てくれた母に手を振り別れました。そこから駅が見えていますので小走りに夫の待つ家路に向かいます。母の娘から妻に戻る割り切れない寂しい気持ちを詠いましたが、上手く表現することが出来ません。宜しくお願い致します。


一読で、正直この歌から寂しさは読みとることはできませんでしたが、いや、お上手です。「上手く表現することが出来ません」などとはとんでもないです。いい歌です。ご自分が不満なのは、おそらく今わたしが申したことのゆえでしょうけれど。寂しさがなくても、いい歌です。この歌はこれで十分です。


[直接移動] [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30]
投稿画像の表示サイズを変更できます
管理者用

- Joyful Note -
- JOYFULYY v2.50y24 :Edit by Yamamoto -