耳
- 2021.05.28
耳底(みみぞこ)に水残りゐる心地してただそれのみにひと日鬱鬱
耳底(みみぞこ)に水残りゐる心地してただそれのみにひと日鬱鬱
ある歌詞に「跡形もなく崩れゆく愛のかたち」と。そを止揚せよ
今ごろは皆既月食が浮かびゐむと曇る夜空を恨むでもなく
(新仮名): 「楽欲」と書いて「ぎょうよく」と読むすなわち「楽」には「願う」の意もあると知る
肘張れど脚ふんばれども加速する“時”の走りはとどめかねつも
環境の作用・価値などは動物の個体ごと異なるをアフォーダンス(affordance)と
岩の間(ま)ゆぐんぐん伸びて花咲けるヒメジヨンああ生命(いのち)かがやく
カラヤンとフルトベングラーの異質さは‘第五’の冒頭の演奏に顕著 指揮者に依る違ひがあらわベートーベン‘第五’の冒頭の演奏において
意味知る意味あるやあらずや唱ふるは光明真言「おんあぼきゃべい・・・」
ふと気付く葉叢の一部がそよげるに。微風(そよかぜ)いかやうに巻きてをるらむ