今日の二首
- 2002.02.15
「三日月が低く大きく定まりて星みえぬ夜の宇宙をゑぐる」 「雪嶺に落ちてゆくのか三日月は残る右端が冷えびえと燃え」
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
「三日月が低く大きく定まりて星みえぬ夜の宇宙をゑぐる」 「雪嶺に落ちてゆくのか三日月は残る右端が冷えびえと燃え」
『空爆で学校8割破壊さる』アフガンの荒廃ここに極まる 〈空爆で学校8割破壊〉せし国こそ復興に最大責務 貧困と教育の荒廃がテロを生む、その解決に軍費使へぬか バランスを欠きたる武力行使ほど世界の脅威はあるべくもなし 〈力〉とは詮なきものよ押せば引きなほ押し押せど底なしの沼 山茶花は花期すでに過ぎかすかなる氷雨にパラパラこぼれつぐなり
富士山の雪肌あをく翳りきて襲へる雲にたちまち呑まる (東京出張の折の嘱目です。)
「雨後(うご)の朝、地に湿潤の空気満ち日にさんさんと遠山紅葉(もみぢ)」(梧桐)