口語新仮名

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今日の歌

  • 2003.11.26

口語新仮名短歌:- 「あーきれいと妻が指差す紅葉(もみぢ)山サングラスにてさらに色増す」 ------------ 「早出(はやで)してサイドミラーに旭日(きょくじつ)が反射するさえなぜかうれしく」 「ドライバーを信頼し切った感じだな おばあさんよぼよぼ道路横切る」 ------------ 「路地裏をゆっくり行くに脇道より突如飛び出す無灯自転車」

今日の七首

  • 2003.02.17

「イラク今大量毒ガス隠し持ち自由の敵と言ふ人をれど」 「毒ガスや核兵器さへ持つ暗き北朝鮮の行く末見えず」 「北朝鮮、核や毒ガス持つならば隣国もまた対抗すべきや」 「北鮮のテレビ放映観るたびに戦前のわが皇国思ふ」 「再びをビンラーデンとふ名前聞き胃腸に癌が殖ゆるも宜(むべ)なり」 口語新仮名の歌:- 「イスラム教過激派無差別自爆テロ聞くたび肺腑に風穴あくよ」 「イラクまた北朝鮮に悩むから心臓の毛も抜 […]

今日の七首

  • 2003.02.16

「歩みつつ風の匂ひも春めきてキラリと光る妻の眦(まなじり)」 「いつよりか背を丸くして歩く癖しばしば妻に言はれ身を反(そ)る」 「不思議なり七日に一日休むこと時代を超えて万国に根付く」 「その昔天地を造り賜うたる神さへ七日にひと日休まる」 (旧約聖書) 「百三十七億歳と現代の科学が宇宙の年齢を定む」 「イラクとか北朝鮮とかは身に余り光と宇宙の謎に没頭せん」 (口語新仮名一首):- 「始まりはあって […]

死ぬ瞬間は・・・

  • 2002.11.17

口語新仮名の歌4首: 「薄明の宇宙の果に聞こえつつ<七つの子>の歌、鴉のわらい」 「死ぬ瞬間僕らは何を見るのだろう。血の海なのか、ただ暗黒か」 「『死にたくない!』目開き臨終(いまわ)に叫んだ兄、あの目は何を見ていたのだろう」 「長兄の最後の叫び『死にたくない!』、ベートーヴェンは『もっと光を!』」

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