雪
- 2012.02.01
この世にし兵器といふものなかりせば戦争は無く穏やかならんに 兵器なき世ならば紛争の解決は話し合ひによるほかはなし
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
この世にし兵器といふものなかりせば戦争は無く穏やかならんに 兵器なき世ならば紛争の解決は話し合ひによるほかはなし
「「見られる」が「見れる」に変りゆく過程の加速にマスコミも手を貸してをり」 ————————————————————— 平和のための私見・・・ 中国 […]
グローバリゼーションのその先に人の流れもかくぞあれかし 戦とふ国家の大事を全国民の同意を得ずしてなぜ決行せし
かつて大砲が抑止力とぞ言はれしがやがて主要な実戦兵器に 使はざること前提に何であれ開発するは愚かし虚し 大抵の人は知りゐる核抑止力の欺瞞性また悪魔性を
製氷器に氷の落つる音のして平和のひとつの形ここにも ———————- 他国には核持つなと言ふ大国が核実験を平気でなすなり 好戦的な者らが中枢に居る限り世界平和は永久(とは)にまぼろし
生きて在るのみに泌み出(づ)るかなしみも神が気紛れに仕組みしものか 殺(あや)め合ふが人間の性(さが)と決めつけて軍なき世界は<理想>と言ひ捨つ
米軍対タリバーン: 超ハイテク・ロボット兵器に立ち向かふ いはば竹槍肉弾戦法 ロボット兵器使ふは卑怯と貧者叫び遠くで強者はほくそ笑むなり 昔は獣と死闘させられ現代の弱者はロボットと戦闘させらる 開発者らの浅慮無責任に凶悪さ日々増してゆくロボット兵器 ロボット兵器は十兆円の市場とぞ。人の精神の荒廃きはまる 電波もて地球の裏よりロボットを制御し無辜なる人らを殺す 今日もまたわけもわからずロボットに殺さ […]
雲は夜意外に白くあざやかにてビルに触れんほど間近に浮かぶ 徐々に雲西より迫り果は闇 反基地闘争の火薬の匂ひす 横たはる鴉の骸を指さすに人言ふ「やつらはどんどん死ね」と 遅れ梅雨に色褪せてゐし紫陽花のやうやく雨を浴びてかがやく アルストロメリアとその名はゆかしくていつしか巷に花あふれたる
新築のビルの間(あはひ)にのぞきゐる老舗のビルの壁ただれたる ————————— あはれなり人たるゆゑんの知性超え武力への傾斜つねに強きは
一つより年々増えて十(とを)を超す菖蒲の花が紫を刷く —————————————— 気温のごと乱高下する株価なり金融支配の社会の危ふさ 基地ありて米兵犯罪のむごくかつ多きを知れば憎まざらめや <抑止力>は<脅し力>にて隣国を見下し武 […]