暑さ寒さ
- 2016.04.27
今日のように暑くも寒くもない日など年に何日あるのだろうか (新仮名)
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
今日のように暑くも寒くもない日など年に何日あるのだろうか (新仮名)
<天才論> の読後感ただ空しかり。ありもせぬ才を捻出する論に
思ひ知る博覧強記の人と言へどその知識グーグルの検索に及(し)かず チェス、将棋、囲碁みな破りしAIは既知なる棋譜の記憶と応用ぞ
阿蘇神社: 神を祀る社(やしろ)が地震で倒壊す。人の創りし神は無力か 熊本城: 悲しくも難攻不落の城さへも地震に損壊 人智はもろし
卯月十日、夜は更けにつつ西山へ三日月ななめに落ちゆくを見き
江戸・明治も三十歳(さんじふ)未満なりしとぞ平均寿命の今の伸びはや あらためて平均寿命より重要と平均余命に思ひを致す
胸を焼く衝迫の情が起こるのは世の終焉の影がちらつく時
物を読むほどに気付けりわが知らぬ言葉・漢字のまだまだ多きに
この世をば <無何有の郷> (むかうのさと)と悟り得て瑣事雑念から解放されたし
六十六歳(ろくじふろく)で結婚、二児をもうけたる歌舞伎俳優の充実の生涯