言葉、文字、文学

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言葉の限界

  • 2015.01.05

人間は言葉を使ひ思考すと言ふなれどひらめきなど言葉を介さぬ さまざまに脳を飛び交ふ電磁波は言葉を介さぬ思考も示す さまざまに脳を飛び交ふ電磁波は言葉を介さぬ思考も示す

新葉

  • 2014.04.29

金木犀の新葉が緑(あを)く照り映ゆる生命誕生の新説を聴くとき 優游か悠揚かなどはどうでもよく迫らずの態(てい)にわれ生きゆかん 妻と観し吉野の桜十日経ても想へば心のざわつき始む

三首

  • 2014.01.09

字のごとく「崇(あが)む」と「祟る」は紙一重、古事記は「崇」を「祟」とし使ふ 払暁の東の空に紅色のすぢを引きつつジェット機が航く あらためて隣国との深き縁思ふ韓流ドラマに<乙巳(いつし)の変>観て

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