仲秋の名月
- 2022.09.10
昇る時刻みはからひ外へつと出でて唸りつつ照れる名月を撮る 撮りたての名月を妻に見せたればに「ほんとにまん丸」と形に感心す
梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。
昇る時刻みはからひ外へつと出でて唸りつつ照れる名月を撮る 撮りたての名月を妻に見せたればに「ほんとにまん丸」と形に感心す
日没後幾分過ぎし西方の山脈をシルエットに茜色残る
満月見ていづれがロマンか迷ふなりかぐや姫あるいは人の足跡
ビッグバン以来人類繁栄に至る道程はあり得ざる奇跡の連続なり この宇宙にいかに多くの星あるとも人型生命は地球以外には無し
輝きつついづれも星雲の形して白き雲片があまた流るる
西空に横縞を成すすぢ雲のいづれも輝く斜陽をあびて
望(もち)に近き月が朝の西空に薄く浮かべりなに嘉(よみ)せむとや
冷えまさり藍一色の朝空を鵯(ひよ)、鳩、鴉、雀らが汚す
空(そら)を撮る。ただただ深き紺碧の空なり‘無’でなく‘空(くう)’でもなき手応へに
この宇宙に幾垓の星あらうとも生命(いのち)育むはああ地球のみ (1垓(がい)=10の20乗=1万京=1億兆)