梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。

風

いにしへは風の音にて秋知りぬけふは風鈴の音（ね）を散らしをり

朝焼け雲 2016.11.02

父や兄らの享年は疾うに超えたれど朝焼け雲を見るたび変若（を）ち返る[…]
2004年12月26日 2004.12.26

夜の散歩にて：— 山茶花は散る花咲く花蕾さへここだく見えて今さかりなり軒先に大輪の薔薇紅と白ただ二つのみ何ゆゑか咲くフラッシュに浮き出[…]
2007年4月17日 2007.04.17

老ひとり雑草(あらくさ)を抜くその後方(しりへ)巨(おほ)いなる牡丹の花五つ六つ四月半ば民家の軒に垂れ下がり藤の房花はや香り立つ百種(ももくさ)の[…]