梧桐学が日々詠んだ歌の収納庫です。

模糊

大池に鮮やかに映る家並が瞬時に消えゆく風立つらしも

杜甫と家持 2015.11.03

「かわせみ」を「翡翠」と書くこと今さらに杜甫の漢詩に見て安堵する家持と杜甫が活躍せし時代の重なることは偶然ならずや[…]
今日の五首 2002.05.14

とめどなく卯の花腐（くた）し続きしが奇蹟のやうに昨日今日晴る青嵐、緑が香る５月など詩語ゆたかなる日本を愛すやうやくに５月晴れしが常のごと部屋にこも[…]
今日の３首 2002.12.11

「八日間留守にせし間に構内のメタセコイアらみな落葉す」「近山を斑（まだら）に雪の覆へればなほ山々が迫りてぞ見ゆ」「初雪のまだらに覆へる山々の皮膚細[…]